編集者
山、自然、旅をテーマに野外のたのしみを伝えている
北麓草水の店舗でお配りしている、野草だよりの文章の執筆をしてくださっている若菜さん。野草だよりに毎号寄せていただくエッセイは、私たちもとても楽しみにしています。編集者として登山専門の出版社勤務をきっかけに、山や自然の素晴らしさに魅了されたそうです。現在はフリーの編集者として、山・自然・旅・人にまつわることを取材され、親しみやすい山登りの本など、若菜さんの視点で綴られた著作を通して、山や自然のある人生のよさを伝えていらっしゃいます。また「街と山のあいだ」をテーマにしている、リトルプレス『murren』 を編集、出版されています。新緑が心地よい公園で、日々のこと、自然との繋がりについてお話を伺いました。
植物や野鳥についても詳しい若菜さんとのお話は、枯れかけて打ち捨てられていたミモザの苗木が、若菜さんの家の小さな庭で大きく育ち、毎年道を歩く人たちを楽しませ、小鳥たちの寄り合い場になっているお話や、公園に子どもの頃から親しんでいたニセアカシアの花が咲いていたことなど、楽しい脱線をしながら進みました。そのお話から、若菜さんが自然から享受した、たくさんのよいものを、自然を愛する若菜さんの言葉で周りに伝えることで、自然にも恩返しをしているのだと感じました。次の休日には、自転車に乗って緑の多い公園にいこうと思います。ありがとうございました。