秋の風が心地よく感じる日、男郎花(オトコエシ)が、季節を知らせるように咲いていました。秋の七草のひとつ、女郎花 (オミナエシ)が黄色の花を咲かせるのに対して、白色の花を咲かせる男郎花。茎の太さや葉の厚さなど、女郎花に比べて全体的に強く逞しい様子が男郎花の由来と言われています。白いブーケを思わせるような、小さな男郎花の花々は、名前の由来に反して、可憐で繊細な印象でした。