春の甲府盆地は、桃源郷と呼ばれるにふさわしいモモの花の絨毯で覆われます。周囲を高い山々に囲まれた甲府盆地の、昼夜の寒暖差が大きく、水はけのよい土地は、よいモモを育てます。江戸時代には、夏の暑い盛りに桃湯に入る習慣があり、モモの葉風呂はあせもや湿疹などの肌トラブルに効くとされ親しまれてきました。モモの葉には、保湿作用、抗炎症作用、抗酸化作用など様々な効果が含まれることで知られています。