山梨県の富士河口湖町には、富士山の伏流水で栽培されている古代米があります。古代米とは、稲の原種である野生稲の特長を受け継いでいる米のことで、タンパク質やビタミン、ミネラルが一般的な米よりも豊富に含まれています。干ばつや冷水に強く、荒地でも育ちますが、草丈が1m以上になってしまうため、風によって倒れやすく、さらに小粒であるために栽培が難しいと言われています。北麓草水では、古代米の栽培に取り組んでいる河口湖古代米研究会の黒米を浸草油などに利用しています。