まず初めに、北麓草水の独自原料である浸草油をつくります。植物オイルに甘茶蔓や桃の花、葉、果実を浸け、それぞれの有用成分をオイルにたっぷりと溶け込ませます。
製造を行なう前には、使用する釜や道具などの点検が欠かせません。正常に作動するか、汚れや異物がないかをしっかりとチェックします。
水と油を混ぜ合わせる乳化という工程が必要なため、モイストエマルジョンは、真空乳化釜と呼ばれる設備で製造します。
水性原料を投入してから、最初につくった浸草油などの油性原料を入れます。乳化が終わると、なめらかな乳液状になります。熱によって香りが変質しないように、精油や植物エキスなどは最後に加えます。
中身が完成したら１本ずつ手作業でガラス容器に充填し、中栓とキャップを閉めていきます。目視で検品しながら化粧箱に納めた後は、最終試験に移ります。
最終試験に合格したものは、富士北麓にある倉庫に保管されます。製造から検査、出荷に至るまで、私たちの目と手を通して北麓草水の商品はお客様のもとにお届けしています。