日本では季節の草花を生薬とし、豊富な水や温泉と組み合わせ、肌や体をすこやかにするために柚子湯や菖蒲湯のような薬湯にするなど、習慣的に植物の恵みを取り入れてきました。北麓草水は、古くからある薬湯から着想を得て、化粧品の大部分を占める水や油に植物の有用成分を溶け込ませた化粧品原料を独自に開発。成分が高まる旬の時期に収穫した甘茶蔓などの野草や有用植物を、成分が濃縮するまで乾燥し、富士山の伏流水や植物オイルに浸して成分を抽出します。私たちはこれを「浸草水」「浸草油」と名づけ、商品に配合しています。
浸草水は、北麓草水の商品を製造している富士山の麓の自社工場で、野草や有用植物の力を引き出すために丁寧に抽出しています。
移動することができない植物は、紫外線や乾燥などの厳しい自然環境の中で生き抜くために、自ら様々な成分を蓄えて身を守っています。これらの成分は、肌にとってよい働きをすることがわかっているものもたくさんあり、浸草水や浸草油はその植物の力を生かした化粧品原料です。北麓草水のスキンケアは、それぞれの商品の特長に合わせて浸草する植物を選び、浸草水や浸草油にして配合しています。
角質層に潤いを巡らせる成分を含んでいます。角質層を潤いで満たすことで、みずみずしい肌を保ちます。
タンニンやカテキンなどのポリフェノールを多く含んでいます。肌の潤いを保ち、ハリのある肌に導きます。
古くから薬草としても親しまれてきた蓬から抽出。保湿や肌を引き締める効果に加え、肌荒れを防ぎます。
柚子の皮には、体を温め血行をよくする成分ヘスペリジンが含まれています。肌を整え、すこやかに保ちます。
ポリフェノールを豊富に含み、抗酸化力が高い果物として知られる葡萄。肌のコンディションを整えます。
ショウガオールやギンゲロールなど、血行を促進する効果を持つ成分を含んでいる生姜。肌のキメを整えます。
スキンケアにもっともたくさん使われている原料は水です。北麓草水がこだわって使用しているのは、富士山の伏流水。富士山に降った雨や雪解け水が、玄武岩層を数十年から数百年という長い時をかけて透過し磨き上げられた、純度の高い伏流水です。この伏流水を、地下200mから汲み上げ、スキンケアの原料として使用しています。